Gallery SUGATA TOYKO Exhibition Vol.129
伊藤聡美衣装展
Tribute to 村山槐多
TOKYO:11.28 TUE. - 12.19 TUE.
11:00 – 21:00
共催:Satomi Ito / Gallery SUGATA
会場:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエShinQs店 5F 茶庭然花抄院内
お問合せ: info@su-ga-ta.jp

国内外のフィギュアスケート選手の衣裳を数多く手がける衣装デザイナー・伊藤聡美氏の創造の源泉となる村山槐 多の展覧会を本年Gallery SUGATA KYOTOにて開催された展覧会を巡回開催します。本展は、伊藤聡美氏がかねてよりオマージュする夭折の天才詩人画家・村山槐多(1896-1919)の詩魂から着想を得た衣装展です。人生と社会の矛盾に打ち拉がれながらも、野性の生命力への回帰を希求する詩魂は、鮮烈な色彩感覚と結びつき独自の世界を構築した村山槐多。ほとばしる村山槐多の詩魂に捧げる伊藤聡美氏の衣装を極めて熱量の高いクリエーションとして提示いたします。デザインのプロセスを貴重な資料(着用写真・デザイン画)とともにご紹介いたします。

村山 槐多(むらやま かいた)
1896年〈明治29年〉9月15日 - 1919年〈大正8年〉2月20日
明治・大正時代の日本の洋画家で、詩人、作家でもある。愛知県額田郡岡崎町(現在の岡崎市)生まれ、京都市上京区育ち。京都府立第一中学校在籍中多数の詩や小説、戯曲などを創作した。何度か日本美術院賞などを受賞するが、物質的困窮と放埓な生活によりもたらされた結核性肺炎に苦しみ、ある風雨の夜、無謀にも家を飛び出しやがて草叢で見つかるが衰弱著しく、「白いコスモス」「飛行船の物憂き光」という謎めいた言葉を残して死んだ。翌年に刊行された山崎省三他編「槐多の歌へる」(アルス社大正9年)により、画業以外の面でも広く認知されることとなった。
伊藤聡美(いとう さとみ)
フィギュアスケート衣装デザイナー。
神戸ファッションコンテストで特選を受賞し英ノッティンガム芸術大学へ留学。帰国後、ダンスウェアメーカーを経て2015 年に独立。国内外のスケーター、コーチ、振付師から衣装製作の依頼を受けるほか、体操・新体操の衣装も手がける。