Gallery SUGATA Exhibition Vol.128
KYOTO:10.27 FRI. - 11.19 SUN.
11:00 - 18:00
月火定休
但し10.30 MONは開廊
国内で30年ぶりの個展「現代のフォーヴィスト」
The French artist " Contemporary Fauvist"
この度、然花抄院 Gallery Sugata Kyoto にて、フランス人アーティスト ピエール=マリ・ブリッソンの展覧会を10 月27 日( 金) から11 月19 日( 日) まで開催いたします。現在、南仏カマルグを拠点に制作を続ける作家は、1980 年以降絶えず、フランス、アメリカを中心に世界各地で定期的に展覧会を開催していますが、日本国内での個展はおよそ30 年ぶりになります。地中海の太陽のもと制作する作家の、リズムカルで、活気に満ちた色彩で構成される画面は「現代のフォーヴィスト」として近年高く評価されています。一方で、先史時代の洞窟壁画やフレスコ画から、ルネサンスや近代の巨匠の芸術に至るまで、歴史の持つ幅広い造形への敬愛が、50 年にわたる画業の一環したインスピレーションの源です。本展では、近年制作を行なっているパピエ・コレ(紙のコラージュ)の作品を発表します。幾つもの紙の重なりと、激しい色彩の織りなす画面はどこか懐かしさも感じることができ、「ここ」と「あそこ」、「今日」と「昨日」と言った時空を旅するような感覚を見るものに与えます。
こことあそこ、今日と昨日
Entre ici et là, aujourdʼhui et hier
私たちの感性や認識は、私たちが日々触れている膨大な視覚的なイメージ、一瞬一瞬のささやかな出来事の集積によって、形づくられています。 今日と昨日、こことあそこの間に、目には見えずとも変容が重なりあっています。「私にとって絵を描くというのは、考古学的な探索と似ています。若い時に将来の仕事として考えていた職業のひとつです。フレスコ画や、時とともに傷ついた昔の壁などにはずっと魅了され続けてきました。過ぎ行く時、消えていく時は、私たちに人間のもろさを思い出させると同時に、人間の強さにも立ち返らせてくれます。 私は、色彩を施した人間、風景、植物などを象った紙のコラージュの重なりで作品を構成していきます。紙の上でアクシデントを起こしてみたり、もぎとったりしながら現代のものに変えて、 私たちの過去との関係を見つけられるように傷を加えたりもします」
Pierre Marie Brisson
アーティスト
ピエール=マリ・ブリッソン|Pierre=Marie・BRISSON
1955 年 フランス生まれ。1972 年に画家Bernard Saby に出会い触発される。1975 年19 歳で地元オルレアンのシャルル・ペギー美術館で初の展覧会を開催。1979 年からは、パリのパスニックスタジオで制作を開始。
1980 年NY で展覧会に参加。以降、NY では2 年に1 度のペースで現在に至るまで個展を開催。その他、フランス、ドイツ、スウェーデン、日本、フィリピン、韓国、カナダ、アメリカと各地で定期的に展覧会を開催。
NY、LA、サンフランシスコ、フランス、ドイツ、スイスの美術館が作品を所蔵。
【主な作品所蔵先】
オルレアン美術(オルレアン、フランス)、フランス国立図書館(パリ、フランス)、ブラウンシュワイク美術館、ゲルゼンキルヒェン(ドイツ)、サンフランシスコ美術館(サンフランシスコ、アメリカ)、NSU美術館(フォートローダーデール、アメリカ)、ラ・ブレア・ター・ピッツ & 博物館、(LA 、アメリカ)、ユダヤ美術館、(NY 、アメリカ)
キュレーター
上村 優|Yu Kamimura
京都を拠点に活動するアートディレクター、キュレーター。2018年よりkaichi名義で、特定の場所、空間を持たないギャラリーとして、日仏間を中心に活動をスタート。過去の企画の展覧会として、グループ展「眼福|GANPUKU」展(Terminal Kyoto、2021年)、石場文子個展「2と3の間|between 2 and 3 」展(株式会社mui lab、2021年)、ユーリ・ビラク個展「フツルの民族衣装-Timeless Hutsuls-」展(ワコールスタディホール、2022年)、工芸展「Inspriration of KYOTO(IOK)2022」(無鄰菴、2022)、「THE HUTSULS -In the shadow of the Carpathians-」(COCOTO by COCO Gallery、2022年)、石場文子、田中藍衣 二人展「バーナムで円を描く」(COCOTO by COCO Gallery、2023年)など。
ウェスティン都ホテル京都 関連イベント
展覧会と作家来日を祝して、作家と長年の友情を育むドミニク・ブシェ氏の
レストランでコラボレーションイベントを開催します。
https://www.miyakohotels.ne.jp/westinkyoto/restaurant/dbr/menu/21006/
[会場]
ウェスティン都ホテル京都
ドミニク・ブシェ・キョート「ル・レストラン」「ル・テッパンヤキ」
[住所]
京都府京都市東山区粟田口華頂町1(三条蹴上)
[予約]
tel: 075-771-7158 10:00-19:00
シェフ
①Reception Party
10月27日 18 :00-21: 00 28,000円 (税・サービス料込み)
②Special Lunch Event
10月28日 & 29日 12 :00-14: 00 28,000円 (税・サービス料込み)
*各日8名様限定 limited to the first 8 people
ドミニク・ブシェ|Dominique BOUCHET
フランス ポワトゥ=シャラント地方生まれ。パリの名店「トゥール・ダルジャン」「ホテル・ド・クリヨン」などで総料理⻑を 歴任したのち、2004 年に独立、レストラン「ドミニク・ブシェ」をパリ 8 区にオープン。現在は、京都のほか東京・銀座の「ドミニク・ブシェ トーキョー」、「レ・コパン」を経営。